どんな部署があるの?保全部編

暦の上では立春を過ぎ、春を迎えました。
厳しい寒さは続いているものの、自然のいとなみは春を迎える準備をおこたってはいません。木の芽は少しずつふくらみ、気づけば梅の花のつぼみが今にも開きそう(*´ω`)。春風が吹けば一気に春の足音が聞こえてくるはずです。
なかなか表に出ない部分の準備は、私たちダイナンのものづくりでも怠ることなく大切にしています。
今回は、ダイナンのものづくりの準備を、縁の下の力持ち的存在として支えている部署をご紹介します。
第7回目は保全部
保全部リーダーの渡辺から紹介させていただきます。
保全部の仕事内容は主に機械の保全作業です。アタッチメント制作や準備をし、それぞれの縫製に一番適したミシンの準備をします。
アタッチメントとは...?
ミシンの器具で、複数工程を1工程にまとめられる器具、例えばフリルを付けるための器具など、どんな物を縫うかによって変えて使う部分の器具を、総称でアタッチメントと呼びます。 押さえ金具や巻き金具、定規類など全てを指します。縫製機器に使う補助的な部品全般のことです。
新しい製品が投入されると、まずサンプル室がミシンでサンプル製品を縫います。
サンプル室がどのようなミシン、アタッチメントを使ったのか?という情報を得ると、生産ライン(縫製部)に同じミシンを準備します。もし、新しく特殊なアタッチメントを使いたいとの要望があれば、それを製作することもあります。
このような型も私たちが作っています。サンプル室から指示を受けて、生産ラインが使う型を作ります。チェック柄のような柄物は、柄合わせをしやすいよう工夫された型を作ります。型があれば、毎回生地を測ることもなく、いろいろな人が携わっても効率的に同じものを作ることが可能です。
こちらは小野です。
まだ入社一年目で勉強の日々。私渡辺が教育を担当しています。
私も入社したばかりの頃は縫製のことなんて、何も分からない状態でした、一つの製品を作る準備作業をする毎に、経験値が一つ増える...この積み重ねでここまでやってきました。今は私から小野に伝えているところです。
現専務からも色々なことを教わっています。ダイナンでは人から人に、技術が脈々と受け継がれています。
さて、保全部の仕事は縫製機械の保全だけではありません。
建物の保全も担当しています。電球が切れた時の交換、壊れた物があれば修理も行います。知恵を貸してほしいと言われれば、駆け付け相談にも応じます。即スタッフの要望に応えられるフットワークの軽さが自慢ですね。
これからも、スタッフみんなの作業がスムーズにできるように、保全部はダイナンじゅうを駆け回り頑張ります!
「どんな部署があるの?」以下の記事もごらんください
第1回目
第2回目
第3回目
第4回目
第5回目
>>検査・仕上げ部編はこちらをご覧ください ლ(⑅´ڡ`⑅ლ)
第6回目