どんな部署があるの?縫製部編パート2 (外反母趾用サポーター班)

あたたかな春の陽ざしに、草木が芽吹き景色も華やいでまいりました。
寒さに耐えて顔を出した草木の芽、花のつぼみ。
春になると、ちゃんと毎年同じように花を咲かせる自然の力には感心させられます。
同じものを作り出す力、技術って、ダイナンのものづくりでも大切なことなんです。同じアイテムを誰が作っても同じ寸法、着け心地(着心地)でなければ、商品としては販売できません。
本日紹介する部署は、特にそのことに細心の注意をはらって取り組んでいる部署です。
第7回目は縫製部編パート2
~外反母趾用サポーター班~
リーダーの馬〆【まじめ】 です(*´▽`*)
実は縫製部は大きく2つに分かれているんです。
以前ご紹介した「どんな部署があるの?縫製部編」では、主に一般の洋服を縫う部署をご紹介しました。今回ご紹介する「どんな部署があるの?縫製部編 パート2」は...
- 外反母趾サポーターの縫製
- 子どもの靴の縫製
- サニタリー用品の縫製
の3つのチームから編成されるもう一つの縫製部をご紹介します。
1.外反母趾サポーターの縫製
デリケートな足をケアする細やかな縫製
素材や形の異なる約10種類の外反母趾サポーターを作っているチームです。
同じ種類の商品は同じ付け心地であるように。指回りの寸法など細かい部分の縫製にも気を遣います。
一般の洋服と違うのは左右対になる商品であること。
縫製作業の分担には、前段取りと最終工程がありますが、全員オールマイティにどちらの工程もこなせるようにして、誰が縫っても同じ寸法・同じ着け心地であるように。そして全て左右対称であるように。パターンに沿ったサンプル通りの仕上がりになるよう細心の注意をはらって縫っています。
2.子どもの靴の縫製
赤ちゃんの足にもやさしい縫製
こちらは子どものシューズを縫うチームです。私たちが小さな子どもの靴を選ぶ時って、足の発育や履き心地を考えてとてもていねいに選びますよね。縫製も同じです。
私たちが縫っているシューズは、やわらかな素材本来の特性を生かすために、内側の接ぎ目が少なかったり、履き口のパッド部分とかかと部分の段差を軽減されていたりと、特殊な設計になっているんです。
まだ骨や筋肉が発達していない赤ちゃんや、歩き始めて土踏まずが形成される時期のお子さんの足を包み込むシューズ。私たちのひと針ひと針が、子どもたちの小さな一歩をを支えていると思うと、やる気がわいてきます(*´▽`*)。街中で私たちが縫った覚えのある靴を履いている子どもを見かけることもあって、嬉しくなります。
繁忙期には、縫製部の別班と連携をとり、お互いをフォローこともあります。こちらは赤ちゃんのスタイを縫っているところ。
3.サニタリー用品の縫製
見えないけれど肌に一番近いということ
サニタリー用品やサポーターは、外から見えるものではないけれど、肌に直接触れるもの。肌に一番近いからこそ、縫製のていねいさがストレートに伝わる製品だと思います。
縫製している時も、それを身に着けるお客様のことを考えながら、心こめて縫っています。その思いが強いからでしょうか...一度配属されると、定着して長くお勤めされてる方が多いのも、私たちの部署の特徴です。
これれからも、サポーター・シューズ・サニタリーなど、それぞれの製品に真心をこめたものづくりに励みます。またキャリアを重ねることによって磨かれた技術を次に伝えて、ダイナンの丁寧なものづくりを支えていきたいと思います。
「どんな部署があるの?」以下の記事もごらんください
第1回目
第2回目
第3回目
第4回目
第5回目
>>検査・仕上げ部編はこちらをご覧ください ლ(⑅´ڡ`⑅ლ)
第6回目
第7回目