どんな部署があるの?サンプル室編

ダイナンでは、ひとつの商品が出来上がるまでの一連の作業を、工程ごとに各部署が分担して作業を進めています。
お知らせブログでは、各部署どんな人達が、どんな想いで、どんな仕事をしているか?
順番にご紹介しています。
第4回目はサンプル室
生産課長兼サンプル室班長の宮崎から紹介させていただきます。
サンプル室とは、製品の型見本=サンプルを作る部署です。
型見本?サンプル?初めて耳にする方に...簡単に説明しておきますね。
衣料品が生産スタートするまで(サンプル作成)の流れ
- ブランドのデザイナーさんのデザインを具体化して最初の見本を作る=ファーストサンプル
- ファーストサンプルに修正が入り、型紙(パターン)ができる。型紙色違いのサンプルなどもすべて作る=セカンドサンプル
- セカンドサンプルをもとに、加工費を見積もりし、用尺(必要な生地の長さ)を算出
- セカンドサンプルが展示会にかけられ、バイヤーさん達が発注をする、バイヤーの要望が集約される
- 3の情報を基に、型紙を修正し本番の縫製に入るためのサンプルを作成する=先上げ(さきあげ)サンプル
- メーカーさんから先上げサンプルのOKをいただく
- 量産用の型紙作成
- 量産スタート(裁断開始!)
私たちサンプル室の業務は、このサンプル作りがメインとなります。展示会は色々なブランドが同時期に行います。多くが春夏・秋冬と、年2回開催されるので、繁忙期は通路も無くなるほどたくさんのサンプルを作ります。
サンプル作りでは、一着の服を一人で仕上げるので洋服作りの一通りの技術・手順を身につけなければなりません。
サンプル室は21歳から65歳まで、年齢層幅広いメンバー構成になっており、勉強中のスタッフにとっては先輩方から技術を学ぶことができる環境が整った職場といえます。
型紙を作る時は、CADシステムを使用します。
型紙と一緒に、指示書も作成します。メーカーさんの要望や指示を、私たち企画サンプル室のメンバーはしっかりと把握しなければなりません。「失敗してはいけないところはココですよ」「このような縫い方の注意点がありますよ」という細かい情報を現場に確実に伝えること、実際に現場に入って生産にかかわるスタッフに指導することも大切な業務です。
外国人実習生の皆さんにもわかりやすく、絵を多く入れたり、漢字・ひらがな・それぞれの国の言葉も併記するなどの工夫をしています。
ダイナンのものづくりを、川の流れに例えると
私たちの仕事は川上から川下まで流れをスムーズにすることでしょうか。
現場に細かい指導をすることで、品質が良くなれば、検査もスムーズに通り、製品はスピーディーに仕上がります。
これからも、品質の向上、技術の継承に努めてまいります!
以上サンプル室のご紹介でした。
「どんな部署があるの?」以下の記事もごらんください
第1回目
第2回目
第3回目